産経新聞(1.6)が1面トップで
「女性宮家創設」
の記事を載せています。
何でも、政府は
「皇位継承議論と結びつかないよう、
女性宮家は一代限りとする案が
有力となっている」
だそうです。
そんなバカな!!
女性宮家は宮家です。
宮家である以上、
皇位継承順位がつきます。
宮家である以上、
子供がいる限り世襲されます。
皇位継承に結びつかない宮家、
世襲できない宮家、
それは「宮家」ではありません。
産経新聞の記事が事実なら、
政府は「宮家ではない宮家」という
得体の知れないものを
作ろうとしていることになります。
現在この「ゴー宣ネット道場」の
トップページにも貼ってある
『高森ウィンドウズ特別版
「女性宮家」基礎の基礎』
で高森先生が明確に
語っておられる通りです。
高森先生が
「何でこんな当たり前のことを」
と苦笑しながら話されたことを、
政府関係者も産経新聞も
一切理解していないとしたら、
忌々しきことです。
今からでも遅くない。見なさい!!
http://www.youtube.com/user/gosendojo/
この産経記事には、
政治的意図がありありと見えます。
「一代限りが有力」とは
かなりあいまいな表現で、
「飛ばし記事」の匂いがプンプンです。
そうして「一代限り」を
既定路線のように見せて
男系固執派を勢いづかせ、
政府に圧力をかけ、
さらに記事中に安倍晋三の名を出すことで、
安倍氏にもプレッシャーを与えて
強硬に「男系」を唱えさせようというハラでしょう。
慰安婦問題では朝日新聞が
1面トップ記事を使って政府に圧力をかけ、
政治的目的を達成してきましたが、
産経新聞がやろうとしていることも全く同じです。
それにしても、この1面トップで
解説記事を書いている
阿比留瑠比記者の無知不勉強、
究極の馬鹿ぶりにはあきれ果てます。
未だに「旧皇族の復帰」と書いてます!
「旧皇族」は現在全員65歳以上です!!
いま検討されているのは、あくまでも
「旧皇族が父か
父系の祖父、曾祖父にいる
一般国民男子」
です!!
あくまでも一般国民である以上、他の国民同様、
もし女性皇族と結婚すれば皇族となります。
しかし、女性皇族方のご意思を無視して、
その「旧皇族系国民男子」を連れて来て
「政略結婚」させることができるのか?
そもそも男性の方にも、
そんな政略結婚に乗る人材がいるのか?
ということが問われているのです。
結論はもう出ています。
そんなことは不可能です!
阿比留記者は、
何が論点になっているのかさえ
一切把握していません。
それでも1面トップで
解説を書けるのが、
産経新聞のレベルなのです。
政府は
こんな馬鹿新聞には
絶対惑わされないこと。